目黒区自由が丘の閑静な住宅街の道から少しアプローチを経て、コンクリート打ち放しをベースに、2階部分に300×600の大判タイルで仕上げたRC造2階建てのバリアフリー住宅と小規模の賃貸住宅。敷地の形状から、長屋形式の住宅になりました。その特徴を生かして、敷地中央に中庭を配し、それを取り囲むように建物を配置。中庭に面した各玄関ドアを透明にすることで、ぼんやりと人の気配を感じることができ、プライベート感を大切に守りながらも、内に向けて開かれた空間を形成。この作品での中庭の役割は、憩いの場であり、交流の生まれる場であり、何よりも心を豊かにしてくれる場であると思っております。

The building is located in a quiet residential area of Jiyugaoka Meguro-ku.  Architectural concrete is based. On the second floor, we used a large-format tiles of 300 × 600. The building is barrier-free housing and small-scale rental housing.　In the form of this site, we can not only townhouse construction. So taking advantage of its characteristics, by placing a courtyard in the center of the site, we built a building so as to surround it.

Then, each entrance door facing the courtyard in the glass door, was in way can feel the sign of life.While protecting the privacy to cherish, it was a space that is open towards the courtyard.

■住宅部分

吹き抜けを介した開放的な空間







メインエントランス








オーナー住戸


賃貸住戸

中庭に面したそれぞれの玄関ドアを透明にすることにより、内外両面にひろがりと奥行きを表現した。開口部がセミパブリックでも可能になるよう形状や配置に配慮しました。

中庭には、植栽を配し、その周りにベンチとテーブル状のスペースを作り、お天気のいい日にコーヒー片手に読書をしたり日向ぼっこしたりと、贅沢な時間を過ごせるように考えました。

住宅部分は、クライアントとご子息、その妹さんの家族の２世帯が2階部分に居住。それぞれ行き来が多いので、１階玄関ホールと階段は共有にして広く利用し、車イスでも使える様に、家庭用エレベーターを設置。それぞれの玄関も壁は透明にしてカーテンで仕切り、空間にひろがりを持たせた。同じ意味で、ロフトを作り、収納とデザインの両立を可能にした。